ペネロピ

ペネロピ [DVD]

先祖が魔女にかけられた呪いのせいで、豚の鼻と耳をもって生まれたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。呪いを解く方法はただ一つ。「ペネロピと同じ名家出身の“仲間”が、ペネロピに永遠の愛を誓うこと」。
屋敷の中だけで育てられ、完璧な花嫁教育を施されたペネロピは、集められた名家の子息との見合いを繰り返していた。彼女の顔を見たとたんに逃げ出す見合い相手たち。そんななか、マジックミラー越しの会話で、自然体のマックス(ジェームズ・マカヴォイ)に心惹かれていくペネロピ。彼女が姿を現わしても逃げ出さなかったマックスに、ペネロピは必死の思いで自分からプロポーズするが、結果は“1000回分の失恋”。ある晩、マフラーを巻いて鼻を隠したペネロピは、ついに一人で屋敷を飛び出した。初めて経験する外の世界で、自分の思い通りに生きようと決意したペネロピを待っていたものは―。

普段あまり見ないジャンルの映画ですが、ファンタジー色たっぷりでレトロな雰囲気の映像が印象的。楽しめる作品でした。
さて、個性的な役者さんがそろった本作品。
ペネロピ役のChristina Ricciは大きな目が印象的で、ブタのお鼻がついていてもとってもキュートな女の子。どうして彼女の顔を見ただけで男性たちが逃げてしまうんでしょ。のろいが解けてしまった時には、ペネロピママと同じく整形でちょっと上を向いたお鼻に戻してあげたくなっちゃいました。
お相手のJames McAvoy、ぼさぼさ頭がステキでした〜。時折彼の表情にドキッとさせられたり(マジックミラー越しの会話の場面とかね)、胸キュンさせられたり・・・最近の彼の人気の秘密が何となくわかったような気になっております(Mさん好みなわけも…)。「つぐない」「現代版マクベス(ドラマ)」「Becoming Jane」など、JMcの作品のいくつかは既に私の視聴リストに入っているので、期待しています。
縁取りのあるグリーンの瞳がカラーコンタクトみたいで印象的な Simon Woods。彼もおぼっちゃま役でなかなか良い味出していました。そういえば、P&PのMr.ビングリー役の時もちょぴりコミカル入ってましたね。
ペネロピパパ。 紅はこべのパーシー卿ではありませんか?! ちょっとお年を召されましたが(髪型はそのままで)、好演されてました。
そして、忘れてはならないLemon記者役のPeter Dinklage。とても印象深い名演技でした! 彼の小さな体と渋い表情のアンバランスさに何か不思議な魅力を感じた私です。
この作品、イギリス映画だったと思うのですが…出演者の英語(アクセント)がバラエティに富んでいてちょっとびっくり。実は製作スタッフもフランス人やニュージーランド人など国際色豊かだったようです。無国籍おとぎ話なので、何でもOKということですね(^^)