Everything and the moon

Everything and the Moon (Avon Historical Romance)

★★★★
気分転換にはもってこい？のJulia Quinn。　泣けて笑えるところが良いです。
牧師の娘Victoriaと貴族のRobertは初対面で恋に落ちます。駆け落ちまで計画しますが、結婚に反対する双方の父親の干渉により、二人は互いに誤解を抱いたまま別離。ここまでがプロローグのような形で書かれていて、7年後に再会してからのストーリーがメインになっています。再会してから誤解が解けるまでが意外と早かったのですが、すぐにハッピーエンドとはなりません。Robertを拒み続けるVictoria、諦めずに付きまとう（笑）Robert・・・前半のほうが面白かったです。後半は、かたくななVictoriaがじれったかったけど、その辺はヒロインが現代女性だと考えればもっと共感できたんだろうな・・・。全体的には楽しめた作品。Quinnのユーモアはやはり知的で冴えていて好きですね。