プライドと偏見

プライドと偏見 [DVD]

プライドと偏見 [DVD]

今さらですが、ちゃんと公開中に二度、映画館へ足を運んだ作品です。DVDもUKからいち早く購入しました。

映像と音楽がとてもきれいでした。原作のイメージとは違うけれど、あまり気になりませんでした。一映画として楽しめたというか・・・。
この作品の好きなところは、俳優さんたちの年齢が原作の登場人物の年齢設定とほぼ同じだという点。90年代までのコスチュームドラマでは、イギリスって若い俳優さんがいないの??と思うくらい、実年齢が役より10歳以上上の人たち(特に女優陣)が演じていたように思います。そういう点で、爆発的ヒット作品となったBBCドラマ「高慢と偏見」も老け気味のエリザベスとか、おばさんビングリー嬢とか非常に気になったんですよね・・・。ジョー・ライト監督の「年齢」へのこだわり(?)のおかげで、P&P以降のオースティンドラマなど、古いバージョンよりも全体的に若返っているようで、嬉しく思います(脇役では例外あり)。
コリン・ファースと比較されて賛否両論のダーシー役のマシュー・マクファディエン(MM)。一目ぼれするタイプではないけれど、見終わってからジワジワと印象深く残るタイプの俳優さんでした。わたし、声フェチなのであのタイプの低い美声には弱いのです。逆に顔がオーランド・ブルームに似ていようが、キーラのボーフレンドであろうが、ウィッカムさんの"perhaps・・・"には幻滅です。声の高い俳優さんには絶対惚れません(笑)

自負と偏見 (新潮文庫)

自負と偏見 (新潮文庫)

映画を見た後、原作もしっかり読みましたがMr.ダーシーのイメージは CFでもMMでもなかったなぁ。